2018年3月25日日曜日

ミツカワの・第7回・小ネタ☆スペシャル



実は売れていたのは「Get Wild」ではなく
「Fighting (君のファイティング)」だったんだよ!!

な、なんだってー?!





えー、お久しぶりです。

かつて "意識を失うその瞬間まで喋り続ける男" と呼ばれたミツカワ。
今年(2018年)頭から、シンガーソングライターでボーカル講師などもなさっている
結奈さん「ぎゃおすたじお」にしゃべくり要因として呼んでいただいております

"ひたすらゆるく" がコンセプトだそうですが、
ちゃんと真面目に演奏もしてます
ので楽しんでいただけたらと存じます。(知らん曲ばかりやけどな!!)







で、動画の中でも触れていますが、
一昨年あたりから菌やウイルス関連で入退院を繰り返すこととなってしまい、
公私ともにスケジュールがガタガタになっております。

本来ならこの「重箱」をしっかり閉じてから自分の音楽活動へと邁進する予定でいましたが、
ご覧のように今田みかん…いや、未だ未完。

これ以上引っ張っているとホントに放置になってしまうので、変則的ではありますが、
当初予定していた小ネタスペシャルを
"書き上がった順に1本ずつ随時アップ" し、
小ネタ3本 × 2本のエントリーにて "重箱のつつき終わり" とさせていただきます。



それもいつになることかわかりませんが、
とにかくまだ『ネット上に書き残しておきたいネタ』はたくさんあるので、
あと少しお付き合いいただければと思います。

m(_ _)m









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(小ネタ No.07-1)
[第4の男]


以前、こちらのエントリーで 1987年11月〜1988年2月に行われた
「Kiss Japan Tour(ホールツアー)」 = 未商品化 未商品化 未商品化 …
の一部の曲において、
ベーシスト日詰昭一郎が手弾きでシンセベースをプレイしたことを採り上げた。
そこから浅倉大介や小室哲哉などのシンセベース・プレイも採り上げたのだが、
手弾きシンセベースといえば、一番レアな人物にまだ触れていなかった




それは誰あろう 宇都宮隆・その人である。




これは 1990年12月〜1991年3月に行われた「RHYTHM RED TMN Tour」でのこと

彼のプレイがツアースタート時点から行われていたかは定かでは無い。
少なくともツアーに先立って行われた公開リハーサル
「The Formation Lap」ではそのような演出はなかった

しかしツアー全40本中9本目にあたる
1990年12月25日 北海道厚生年金会館 2daysの初日には 既に行われている ので、
かなり早い段階から行われていた事は確かだ。
(ただし、それ以降毎回行われていたのかは不明)




彼がシンセベースを弾く曲は
「WORLD'S END」
その長いイントロ部分でのことだ。




細かく見ていこう。

まず、当ツアーにおける本来のシンセベース担当は、ご存知の通り浅倉大介である。
よってシンセベースを弾く=浅倉ブースに入る、ということになるわけだが、
しかしこのツアーでの浅倉ブースは、相変わらずド派手な小室ブースの後ろにあり、
正直言ってあまり目立たない。

それもあってか、残念ながら
"浅倉ブースでシンセベースを演奏する宇都宮隆" の画像などは見つけられなかった。 





しかしツアー途中、状況は一変する。

1991年2月19日 仙台市泉文化創造センター
 = 通称「イズミティ21」公演から演出の一環として、
小室ブースに主がいない時は、
そちらに浅倉大介が移動して弾く ことになった。

とはいえ両ブースの鍵盤(EOS)は単なるコントローラーで、
肝心の音源への接続先はお互いのブースで異なるため、それほど簡単な話ではない
それなりの前準備は必要であり、この設定変更には、
シンクラビア・オペレーターとして参加していた秋葉淳も駆り出されたという。


イズミティ21は4日間も公演が行われる
(因みに「CAROL TOUR」の時は7日間公演!!)にもかかわらず、
ツアー中唯一の "2階席のないホール" だそうで、
客席から浅倉ブースが見えづらいことが予想できたことも、
この変更に関係しているかもしれない。

また、目の前に近づいていたアリーナ公演(大阪・東京・名古屋)の
ステージ規模への対応という側面も考えられる。
(アリーナ公演からセットリストに入った
「RHYTHM RED BEAT BLACK -version 2.0-」のリハーサルもこのあたりから始まっている)






で、問題の「WORLD'S END」

小室哲哉は曲頭からブースを出て、ステージ前方にてオルガンをプレイしている。
ここで空になった小室ブースに浅倉大介が移動してシンセベースを弾くのだが、
ということはつまり、この日からは
宇都宮隆も小室ブースで演奏する ということになる。

先の浅倉ブースと比べてこれはかなり目立ったはずだが、
あまりこの話題に触れる人はいない。
なにしろ代々木体育館に3日間通った (通う羽目になった) ミツカワですら、
『はて、そんなことあったっけ?』と思う程度だ。








     しかしこのウツベース、かなりのレアケースではあるものの、
   実は誰でも確認することができる。







彼の "犯行" が収められているのは DVD「RHYTHM RED LIVE WORLD'S END」
その「 II 」側に収録されている「WORLD'S END」を観てみよう。
最初はイメージ映像が続き、バンドが in してからようやくライブ映像となる。

このライブ映像になった瞬間、カメラは小室哲哉を真ん中に捉えているが、その左後ろ。
ドラムと小室ブースの間に宇都宮隆が腰掛けている。
ここで宇都宮の右手に注目すると、
なんと鍵盤の横?(反対側?)から
シンセベースを演奏しているのだ!

しかも演奏しながらドラムの阿部薫と顔を見合わせ笑っている。


























この部分、静止画では分かりにくいが動画なら一目瞭然だ。
是非、お手元のDVDで確認していただきたい。







ではこの時、浅倉大介はどこで何をしているのか?


カットが変わり、ステージ上手から葛城哲哉&木根尚登のギターコンビを捉えた映像となるが、
ここでも画面奥に小室ブースが映っていて、その様子が分かる。

相変わらず宇都宮隆の右手は鍵盤を抑え、その動きに合わせシンセベースが聴こえてくる。
そのさらに奥に浅倉大介も確認出来るのだが、
彼は曲に合わせ手を叩いているだけで、鍵盤には触れていない。

つまりこの部分のシンセベースは宇都宮隆が弾いているのだ。































さて、いくら演出上の余興とはいえ、しっかりとしたバンド演奏の中で
いきなり宇都宮隆が鍵盤をプレイ出来るのか?
という疑問を持つ方もいらっしゃるだろう。

タネを明かすと、この「WORLD'S END」イントロ部分はコードが動かない、
いわゆる一発コードなのである。
なので演奏とは言っても宇都宮隆が実際に弾いている鍵盤はただひとつ。
同じ鍵盤を延々と叩いているだけ なのだ。
映像を見ているとコードが動き出す瞬間から、浅倉大介にバトンタッチしている。

ひとつの鍵盤を叩くだけなら経験者でなくとも可能だろう。
とはいえ リズム感は必要 なわけで "演奏" であることにはかわりない。











なお、当時 Epic Sony が製作していたTV番組「eZ」では、
1991年3月と5月に、それぞれ仙台公演と東京公演の模様を一部放送している。
収録会場が異なるにもかかわらず、
その両方とも「WORLD'S END」を採りあげているのが面白い。

この内、仙台公演の「WORLD'S END」は長らく商品化されていなかったが、
現在では DVD「TM NETWORK THE MOVIE 1984~」の
ボーナストラックとして収録されている。
TV放映時に被っていた告知テロップなどが外され、さらに見やすくなっており、
むしろこれのために購入しても良いだろう。




問題は、もうひとつの東京公演の方だ。
(こちらは未だ、未商品化)



代々木公演ということで、
DVD「RHYTHM RED LIVE WORLD'S END」の「 II 」側と同内容と思いきや、
TV放映版はDVDのようなイメージ映像が被らず、
純粋なライブ映像となっている。
そのため僅かではあるがDVDでは分からない部分を確認することができる



























そこでは小室哲哉のオルガン独奏時には舞台からはけていた宇都宮隆が、
バンド演奏スタートとともに上手側から登場し、小室ブースに向かう様子が捉えられている。






























余談だが、このTV放映版では葛城哲哉が
自身の弾くギターフレーズに合わせ表情を作る様子が捉えられていて、
これが非常にかっこいい。
ミツカワ的には全 RHYTHM RED 映像の中で、これこそがベストショットだと思っている。



















































やはりライブ映像は変にイメージ映像などを加えず、そのまま商品化してもらいたいものだ。
まぁこれを言ってしまうと TMのビデオ全否定 になっちゃうんですけどね…。






どちらにせよ、宇都宮隆がシンセベースを弾くというのはかなりのレアケースである。
さらに彼はご存知の通り、その後のEXPOツアーでは弦のベースを弾いているわけで、
つまり TM のステージで弦のベースとシンセベース、両方をプレイしたことがあるのは
日詰昭一郎と宇都宮隆だけということになるのだ!?





See you next 小ネタ.


5 件のコメント:

  1. ぼくも、葛城さんが写っているWORLD'S END大好き。
    確かにイメージ映像よりもカッコいいよね。

    音的には、代々木よりも仙台の方が好きだな~


    69/99は、仙台よりも代々木が最高~
    The Formation Lapも見てみたいな~

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    1. 69/99の件、わかりますよ!
      ズバリ、メモリーモーグの有無でしょ?(笑)

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    2. 大変ご無沙汰しています。今回のエントリーは、分かり易く、大変楽しい内容でした。前回の記事に対し、「匿名 meets TM NETWORK」というコメントを書こうと思いつつ、時間が経過してしまいました。

      代々木公演の映像は、確かに eZの方がいいですね。前奏部分がしっかり映っていて。特殊映像不要というのは、まったく同意見です。特に World's End は、木根が子どもとサッカーをしているシーンや、ウツが女性の誘いを振り切るシーンとか、あとは先生が車から降りて会場入りするシーンとか、、、全部不要ですね。

      色々書いてみましたが、僕はミツカワ様に敢えてお願いしたいことがあります。先生の引退について、ミツカワ様の所感を是非とも聞いてみたいです。ミツカワ様は、Kiss Japanツアーを中心に、TMの素晴らしい歴史について種々論じてこられました。しかし、歴史は、現在に向き合う宿命があると思います。ミツカワ様の深い考察を、是非ともお聞かせ願えればと思います。ところで、今回のコメント、敢えて匿名にします。あなたなら、私が誰であるか、分かるはずだから。さらばだ、ミツカワ君。

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    3. うまいいるかのひとみはあおい2018年3月31日 9:12

      なるほど 
      私個人としては、今すぐじゃなくっていいです
      あの会見が歴史の中に溶け込んで消化できてからでいいですので
      「小室哲哉 ”1度目の”引退会見の重箱のスミ!」 というエントリー
      読みたいです!

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    4. ↑ のコメントと同じ匿名2018年3月31日 10:09

      あ、この表現は素晴らしいですね。「一度目の引退会見」、、、わくわくする表現です。

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