2014年6月25日水曜日

救済企画 / お願い、ポコ太を助けて!

こんにちは!
前回より少し間が空いてしまいました。
お久しぶりです、ポコ太です。



    …ガチャッ



あ、今の音は気にしないで…。



えー、さて今回のテーマは
みんなの力でポコ太を助けよう!
という一大救済企画なわけです!!







って、オーイ
  待って待って、待って~
みんな、どこに行くポコーっ!?行くポコーっ!? 行くポコーっ!?






              ・・・。






クックックック…。



この部屋のドアは全て、冒頭でカギをかけたポコ。
もう誰も、読み終わるまで一歩もこの部屋から出さないポコ。

では、張り切っていくポコ!






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さて今回のネタは、もともと小ネタスペシャル用にリストアップしていたもの。
しかし、いざエントリー化しようとしても、
その根拠がはっきり思い出せず、今に至るまで放置してあったものです。

ただ読んでもらえば、お分りいただけると思うのですが、
妄想にしては、やけにディテールが細かい。



よって自分としてはかなり自信のあるネタなのですが、
このままではラチがあかないので
いっその事、この場を使い
『 FANKS公開捜査!』とさせていただく次第です。



今回のエントリーを読んで

1)当時その場にいて、実際に観た、聴いた。
2)自分は見聞きしていないが、そういう話は
 (雑誌等で)読んだり(ラジオなどで)聞いたりしたことがある。
3)噂だけなら聞いたことがある。

という方がいらっしゃれば、いずれの場合でも結構ですので、
コメント欄や Twitter でお教えいただけたらと存じます。



お願い、ポコ太を助けて!





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助けて☆その1
[お客様の中に「Kiss Japan tour 宮崎公演」に
 行かれた方はいらっしゃいませんか?]





まずはこちらをご覧いただこう。


01 Self Control
02 Children of the New Century
03 Maria Club
04 Fallin' Angel
05 TIME ~ Girl
06 This Night
07 Telephone Line
08 Leprechaun Christmas
09 Don't Let Me Cry
10 Kiss you
11 Resistance
12 You Can Dance
13 Be Together
14 RAINBOW RAINBOW
15 Get Wild
16 Come on Let's Dance
17 Dragon The Festival
18 Human System


これは1987年~88年にかけて行われた
「Kiss Japan tour」のツアー前半における標準的なセットリストだ。
ここでは M05「TIME ~ Girl」~ M09「Don't Let Me Cry」までの間に
注目していただきたい。




「Kiss Japan tour」ではこのM05~M09の間、
ステージ中央にアコースティックピアノが運び込まれ、
小室哲哉・木根尚登がそれぞれ演奏し、なかなかの存在感を発揮していた。

このM05~M09部分はツアー途中で「Girl」「Leprechaun Christmas」が消え
変わって「クリストファー」「Come Back To Asia」が入るなど、
かなり曲の入れ替えがあるのだが、
アコースティックピアノが活躍する点は同じだ。



「Kiss Japan tour」にてピアノを弾く木根尚登




























特に注目すべきは木根尚登がピアノを担当した M09「Don't Let Me Cry」だ。
この曲はツアー開始前、このツアーの目玉アレンジと小室哲哉が語っていた。

イントロから1番終わりまで、まるまるピアノを中心としたバラード。
2番は原曲どおりのバンド演奏となるが、2番の終わりとともに再び原曲を離れ、
各メンバーのソロ回しを中心とした大プログレ・インスト大会となる。






さて、ここからが本題。






ところがである。
1987年12月7日 に行われた宮崎公演では、会場となった宮崎市民会館のスペースの都合で
アコースティックピアノが設置出来なかったそうなのだ。
(これが舞台自体の大きさか、あるいは搬入経路の問題かは不明)



「TIME ~ Girl」など、小室哲哉がピアノを担当していた曲は、
シンセサイザーで代用すれば、最低限まだ何とかなるだろう。
問題は木根尚登がアコースティックピアノを担当していた曲を
どうやって乗り切ったのか?である。

先の「Don't Let Me Cry」の場合、
特にエンディングのプログレッシブ展開の所では毎回
「松本孝弘ギターソロ」→「木根尚登のピアノソロ」→「小室哲哉のオルガンソロ」
とソロ回しをしており
このツアーにおける演奏面の山場となっていた。

かなりの見所であるが、
これはピアノがないとどうしようもない。





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実はこれと似たような状況が1991年末にあった。

この時期、TMはアルバム「EXPO」をひっさげて
「TOUR TMN EXPO」(以下「EXPO tour」)を敢行していた。

この「EXPO tour」も「Kiss Japan tour」と同じように一切商品化されていないため
その実像が見えにくくなっているが、多くの曲で
木根尚登によるピアノプレイがフィーチャーされていた。
つまり曲によっては小室哲哉・木根尚登・浅倉大介の3キーボード編成(!)だったわけだ。

また見方によっては、ヴォーカル+ツインキーボードという、
ある意味、TMの原点が垣間見えるツアーだった。


しかし商品化されている「EXPO ARENA tour」では、
この要素がかなり削られてしまい、
木根尚登のピアノプレイを見ることができるのは
「Jean Was Lonely」1曲だけとなっている。
(「月はピアノに誘われて」はバンド編成ではないので…)





しかしここで問題とするのは「EXPO ARENA tour」ではなく、
「EXPO tour」期間中に幕張メッセで2日間行われたイベントライブ
NECパソコンフェア・スーパーライブ「TMN WILD HEAVEN」である。


この「TMN WILD HEAVEN」では舞台スペースの都合か、
あるいは「EXPO tour」との差別化のためか
木根尚登ブースにピアノが置かれていない。

そのため「EXPO tour」では、木根尚登がピアノを担当していた
「大地の物語」「We Love The Earth」の2曲は
小室哲哉がシンセで代用している。

















      まるで差し押さえにあったように木根ブースはスッカラカン。






本来なら木根尚登がピアノでベーシックな部分を担当し、
その上に小室哲哉が装飾的なフレーズやSEなどをシンセ&ターンテーブルで被せる。
といったアンサンブルだったのが、小室哲哉が
1人で2人分を担当することになったわけだ。



当然、抜け落ちる音が出てくる。




この時の小室哲哉の演奏を、映像で確認すると
例えば「大地の物語」サビ直前で入るヒューン⤴と言うSEを入れるだけで大忙しに見える。


また曲のアレンジは「EXPO tour」と同じものの、木根尚登と小室哲哉では
ピアノの手癖が全然違うため、
曲の印象も変わってしまう。
特にピアノの独奏で〆る「We Love The Earth」のエンディング部分はそれが顕著だ。




この件はいずれ改めてエントリーするつもりだが、
「EXPO tour」初期から中期における木根尚登のピアノの存在感は、
他では見られないものである。
特に「あの夏を忘れない」「We Love The Earth」の2曲では
水を得た魚のように弾きまくっていて、音の面においても
小室哲哉の派手な存在感に引けをとらない。


「TMN WILD HEAVEN」は当時、WOWOWで放送され、
またその一部がCD「TMN GROOVE GEAR 3」にも収録されているが、
少なくとも「大地の物語」「We Love The Earth」に関しては
「EXPO tour」の代用とはならないのだ。







さて「Kiss Japan tour」の話に戻るが、
このようにセットリストが同じでも、楽器編成が変われば
演奏内容はかなり変質せざるを得ない。

例に挙げた「TMN WILD HEAVEN」のように
サポートキーボーディストがいるわけでもないので、
このような緊急事態に採りうる策も限られる。
思い切って曲のカットや差し替えなど、セットリスト自体を弄ることもあるだろう。



はたして1987年12月7日、宮崎市民会館にアコースティックピアノは設置できたのか?
出来なかった場合、どのようにしてその場を凌いだのだろうか?


情報、お待ちしております。





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助けて☆その2
[お客様の中に「CAROL tour 鹿児島公演2日目」
  行かれた方はいらっしゃいませんか?]




TM ファンには御馴染みの、木根尚登によるハーモニカ演奏。
88年12月~89年8月までのロングツアーとなった「CAROL tour」でも披露された。

演奏されたのは3部形式のコンサート中、第1部での「Still Love Her」
しかしこの曲はツアーの終盤、季節が夏に向かう中
「Winter Comes Around」と共にセットリストから消える。

変わってセットリストに加わったのは
「8月の長い夜」と「CONFESSION (Dress Ver.)」
木根尚登のハーモニカ演奏は、これ以降「8月の長い夜」で披露される事になった。






ここまでは、はっきりとした話。






問題はここからだ。


実はこのハーモニカ演奏。
64公演にもおよぶ長い長い「CAROL tour」の内、一公演のみ行われなかったという。

それが先に掲げた鹿児島公演2daysの2日目。
1989年7月17日 鹿児島市民文化第一ホール
だというのだ。




ではその日、木根尚登は何をしたのか?
なんとYAMAHAの Wind MIDI Controller『WX7』を吹いたらしい!























ちなみに、同ツアー第2部のミュージカルパートで木根尚登が宙吊りになるシーンでは
同じくYAMAHAの新製品(当時)だった
Guitar 型の MIDI Controller『G10』を抱えている
(あくまで抱えているだけ)


























当時の YAMAHA との契約関係を考えると
この『WX7』の話もありえないとも言い切れない。




ただこの演出は、結局この日のみとなり、
次の公演である 7月20日 沖縄市民会館からは、元のハーモニカ演奏に戻ったようだ。

演奏がしっくりこなかったか、
あるいは演出上、パッとしなかったのか。



結果として
『1989年7月17日 鹿児島市民文化第一ホール』の公演を観た、2000にも満たない人達は
TM の歴史の中でも唯一の
ウインドシンセ演奏を目撃 したこととなる。




はたしてこれはポコ太の妄想に過ぎないのだろうか?
情報、お待ちしております。





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助けて☆その3
[お客様の中に『RHYTHM RED tour』の「Kiss You」を
2バージョンお聴きになった方はいらっしゃいませんか?]





1990年冬から1991年春にかけて行われた『RHYTHM RED TMN tour』
ポコ太は、91年3月に行われた国立代々木競技場 第一体育館 公演に出かけた。
代々木体育館でのスケジュールは次の全4公演



・3月6日  - 国立代々木競技場 第一体育館
・3月7日  - 国立代々木競技場 第一体育館
・3月9日  - 国立代々木競技場 第一体育館
・3月10日   - 国立代々木競技場 第一体育館



しつこく書かかないと信じてもらえないので、今回も書いておくが
そこまで熱心なファンでは無い ポコ太は
当初この4公演の内、1公演だけ行けばいいかなと思っていた。

アルバム「RHYTHM RED」発売が10月なのに、
それを受けてのライブが年を越した3月、ということに、
やや気分が削がれていたというのもある。




しかし結果はこの代々木全4公演中、3公演も観ることになった。




       なぜか?




それはツアー開始直前に、メンバーからこのような発言があったからだ。
『今回は「Kiss You」を2バージョン用意して、会場のノリに合わせて演奏を変える。
 だから最低2回は観ないと分らないですよね(ニヤリ)』



以前も触れたが「Kiss You」と聞いては、心穏やかでいられないポコ太。
この時点で2回観に行くことは決定した。

もちろんその2回でそれぞれのバージョンを聴けるとは限らない。
ひとつの賭けである。

ただ代々木公演だけで4日間もあるのだから、その中で
2回ずつ、それぞれのバージョンを演奏するんだろうな…とは思っていた。





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さて時が過ぎ、3月がやってきた。
ポコ太が手に入れたチケットは初日と2日目だった。

初日は全てが初体験のため、バージョン違いもクソもない。
問題は2日目だ。

初日とは違う変な高揚感と緊張感に包まれて、代々木へと向かうポコ太。
スタートする代々木公演2日目。



しかし残念ながら、そこで披露されたのは初日と大差のない演奏であった。
ポコ太は自分の注意力が足りず、その違いを聴き落としたのかとも思った。

しかし、そもそもこのツアーは生演奏主体のため、
毎日多少の違いが出て当然 である。
その前提のうえで、あれほどはっきりと "2バージョン" と言ったのだから、
それは些細な違いではないはずだ。



日にちの選択が悪かったか…。
ライブ自体は2回も観れたので満足したものの、
「Kiss You」のことだけは悔やまれて、頭から離れなかった。




Kiss You @ RHYTHM RED TMN tour






























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それから2日が過ぎ、3月10日。
その日は代々木公演最終日である。

悔やんでも仕方がない。チケットは使い切った。
お金もそう有るわけでもないし(というか全く無い)
…と、半ば自分自身を説得していたその時だ。



夕暮れ時、たまたま通りがかった新宿のチケット屋。
店頭のショーケースにこれ見よがしに
『RHYTHM RED tour』当日分のチケットが置いてある!

時計を見ると開演まで30分を切っていた。
そのせいかチケットも値引きされている。
この値段なら(数日飯を抜けば)買える!




ポコ太の "Kiss You スイッチ” が入った。
これはTMNをに行くのではない。
「Kiss You」幻の別バーションを観に行くのだ!



チケット握り締めそのまま電車に飛び乗り、新宿から代々木体育館へ。
会場に駆け込むと既に客席の照明は落とされ、
エキゾーストノイズのSEで満たされていた。


ついに始まる代々木最終公演。
ポコ太にとってもラストチャンスだ。








     だが…、





       だが、しかし…








結局、ポコ太に「Kiss You の女神」は微笑まなかった。
その日演奏されたのも先の二日間と同じ(に聴こえる)「Kiss You」だった。






             〜深い沈黙〜






さて、こうなると気になるのは一日だけ行かなかった『3月9日』だ。
ひょっとして4公演中、自分が行かなかった
3月9日だけ別バージョンを披露したのではないか?



ポコ太は疑心暗鬼にとらわれ、半ばトラウマのように
この二十数年間、胸に抱えてきたのである。





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そして時は過ぎ、世は21世紀。
ここに新たな展開が待ち構えていた。


おかげさまでこのBlogを通じ、多くのFANKSの方達と交流する機会を得たポコ太。
これまでTMの話をする仲間に恵まれなかったポコ太にとって、
初めてガチな語り合いが出来る環境となった!



のだが…



会う人、会う人、誰とこの話をしても反応がない。
そもそも『「Kiss You」を2バージョン~』と言う
メンバーの発言自体、誰も聞いたことが無いというのだ。



はじめから何もかもポコ太の妄想に過ぎなかったのか…。
アイデンティティ喪失の危機に立ち、動揺するポコ太。



しかし、しかしである!
他のことならともかく、これは「Kiss You」に関わることだ。
「Kiss You」に関することだけは、
常にクラスでもトップの成績だったポコ太。
絶対の自信があった。





しかしそれを証明するには、まずメンバー発言のネタ元を明らかにしなくてはならない。
そのネタ元が何だったのか全く思い出せないのだ。
文字情報(雑誌等)だったのか、音声情報(ラジオ等)だったのかすらはっきりしない。



この出来事が、世紀をまたいで再びポコ太の "Kiss You スイッチ” をオンにした。
別のエントリーのため資料を漁っていても、
常に目は「Kiss You」の7文字を追う日々が続いた。




そしてまた、月日は流れる。




ポコ太の確信は揺らぎないものではあったが、さすがに焦りを感じはじめたある日。
ついに、ついにそのネタ元を見つけた!


ネタ元は『RHYTHM RED tour』開始と同時期に発行されたこの本である!
お持ちの方は27ページをご覧いただきたい。







































意外にもその発言の主は、小室哲哉ではなく宇都宮隆だった。
重要な箇所なので該当部分のみスキャンした(緑の線はポコ太による)







































どうであろう。
2バージョン~発言はポコ太の妄想ではなかった!







しかしそうなると、結局振り出しに戻る。

なぜ誰も "Kiss You のバージョン違い” を知らないのだろうか?
やはりスキャン記事にあるように、
ノリが悪いとガルボアに判断されてしまったのだろうか?


ただ発言主が宇都宮隆ということは、
ひょっとするとこの “2バージョン” というのは編曲の違いではなく
例えば、ダンサー林選との絡みシーンの演出が違う、
という意味だった可能性もありうる。

だが『演奏』という言葉を使っているところを見ると、
やはりダンスやその他の演出の違いではなく、音に現われる違いにも思える。





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なお、この「Kiss You [RHYTHM RED tour ver.]」は商品化に恵まれ、
CD「TMN COLOSSEUM Ⅱ」
DVD「RHYTHM RED LIVE WORLD'S END」ともに収録されている。

しかしこの2つを聴き比べても、テイクは違うが、
特段『バージョン違い』というレベルではない。






さて、これはどう受け止めればよいのだろう?
とりあえず考えつくのは

・ツアー当初は確かに2バージョン演奏していたが、
      いまひとつ反応が悪いため、すぐになくなった。
・ツアー最後まで2バージョン演奏されていた。
      たまたまポコ太のタイミングが悪かっただけ。
・宇都宮隆がテキトーなことをぬかした。





事の顛末をご存知の方は、是非教えていただきたい。





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以上、3つのネタ、いかがだったでしょうか?

自分としてはこういう『実生活の役に立たない』かつ
『人生にとって大切なナニかでもない』記憶って
結構、自信があるんですよね。

実はこれ以外にも、小ネタ未満のネタはまだまだあります。
いずれまた、あらためてエントリーするつもりです。


みなさんも『自分は絶対の自信があるのだがネタ元が思い出せない』
というような話がありましたら、教えてくださいネ!



んじゃ、また。