2013年1月23日水曜日

クロコダイル・ラップ (初期Live ver.) の謎 完結編


まず、最初に謝らなければならない。
前回、エントリーの最後に書いた予感は当たってしまった。
今回は『完結編』だが、『これで終わり』ではない…。
あともう一回だけ『クロコダイル・ラップ編』は続くことになった。
なんか『映画版 宇宙○艦ヤ○ト』の様になってきたが
もうホントにスマン。

でもいいよねっ。
「クロコダイル・ラップ」が嫌いな人って
ポコ太、会ったこと無いし♪(←開きなおった)




さて今回は前二回の検証を踏まえて、
さらに一歩踏み込み

[そもそも初期Live ver.とはナニモノなのか?]

を考えていく。
なお、ここからは完全に
ポコ太の推測であることをお断りします。




最初に結論を書いてしまうと
前二回のエントリーで「初期Live ver.」と呼んでいたものは、
実はアルバム『RAINBOW RAINBOW』制作時に作られた
デモバージョンではないだろうか。

つまりこちらの方がオリジナルで
CDで聴けるバージョンの方が、
修正されたものではないか。



ポコ太の考える制作時の流れはこうだ。


1)デモテープ作成
  仮歌録音時にややkeyが高いと判明。
  keyを下げることに。
    ↓
2)keyを下げると同時にコーラスの部分を捨て
  サビのメロディを新規作成。
    ↓
3)CD ver. 完成



メンバーの証言によると
デビューアルバムのレコーディング時に
本番のTrackを作成後、
ボーカルをレコーディングしてみたら
keyが高くて歌いづらかった為
お蔵入りした曲があるらしい。

この曲が何という曲だったのかは
インタビューなどによって
「グリニッジの光を離れて」だったり
「悲しい16歳」だったりするのでよく分からないが
そういうことがあったのは確かなようだ。



実はこういうケースは
ライブを何度も積み重ねデビューに至る『バンド』と違い、
TMのようなユニット形式の
デビューアルバムには割と見られる。

・まだ作曲者がボーカルの音域を完全に把握していない。
・歌詞の無い状態(ラララ〜)では歌えても、歌詞が付くと歌えない。
・そもそも別人が歌うために書いた曲である。

などが理由である。



前回のエントリーで 
「(初期Live ver.の)keyの高さから見えてくるものがある」と書いたが
おそらく「クロコダイル・ラップ」も
最初のデモテープではkeyが高かったのだろう。

そのためkeyのほか、メロディーなどの修正を行い
CD ver. を完成させた。



しかし、前回書いた様に
コーラスを絡めたアレンジもまた
大変印象的であるためメンバーも愛着があり、
レコーディング程ボーカルに
シビアさが求められない(注)ライブでは
こちらのバージョンをやることになったのではないだろうか。

(注)あくまで "繰り返し何度も聞かれる" CDに比べての話であり
   ライブではまた別のシビアさが求められる。




以上がポコ太の考える
クロコダイル・ラップ 初期Live ver.の『正体』である。
いかがだろうか?


さて今回は意図的に深く触れなかった部分がある。
そこが次回のテーマだ。
……というわけで
『クロコダイル・ラップ編』はもうちっとだけ続くんじゃ。




【関連エントリー】
クロコダイル・ラップ (初期Live ver.) の謎 前編
クロコダイル・ラップ (初期Live ver.) の謎 後編
クロコダイル・ラップ (初期Live ver.) の謎 復活編




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